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女性の更年期事典 > 更年期症状:更年期うつ

更年期の鬱(うつ)とは

更年期は鬱病(うつ病)を発症しやすいといわれています。更年期は身体・精神・環境の因子が相互に重なり合って鬱(うつ)状態になることがあります。女性ホルモンは脳神経に影響しますから、女性ホルモンが急激に減少する更年期は心も傷つきやすくなっています。加えて環境の変化もストレスの原因になっています。また、鬱病(うつ病)になりやすい性格も関係しています。

更年期の環境的要因から起きるストレスでうつ病を発症する場合と、ホルモン変調による更年期障害である抑うつ・不安・不眠などの精神神経系の症状の悪化からうつ病になる場合があるようですが、この区別は難しいといわれています。更年期の症状だと思ってうつ病を見落とすと治療が遅れてしまいます。鬱(うつ)は心の風邪とも呼ばれています。早期に改善することで重症化させないことが大切です。

更年期の鬱(うつ)を乗り越える

更年期は皆に訪れます。几帳面で真面目な人が鬱(うつ)になりやすいといわれています。気分が落ち込んだり不安を感じたら、物事の見方を変えたり、真っ向から取り組まないで「まあいいか」くらいの気持ちで現実を受け入れましょう。更年期は幾つかの荷をおろす時期です。生理のわずらわしさや子育てから開放される時期です。ただ、空の巣症候群に陥ったりすることもあるかもしれません。子供からの自立のプロセスと捕えてみてはいかがでしょう?更年期は家族関係を見直す良いチャンスです。

体の不調が気になるなら専門医の受診をしましょう。鬱(うつ)が精神的症状よりも身体的症状の方が強く出る仮面うつ病の場合があります。更年期にあたる女性の場合、婦人科、更年期外来があります。また、精神科にためらいがあるなら神経内科を受診してみてはいかがでしょう?

更年期とアルコール依存症

更年期の症状がつらかったりしてアルコールを飲み始める人がいます。キッチンドリンカーは、毎日のようにお酒を飲み続けるうちにお酒の量を自分でコントロールできなくなって、アルコール依存症になることがあります。女性は男性に比してアルコールの血中濃度が上昇しやすく体外への排泄が遅いので、男性よりも短時間で依存症になりやすいのです。

※キッチンドリンカーとは、台所で飲酒をするところから名付けられたアルコール依存のあるの女性を指す俗語です。

鬱(うつ)のサイン

軽度の鬱(うつ)でよくみられるのが睡眠障害です。朝早く目がさめたり、逆に起きなければいけない時間に起きられない状態が続くなら要注意です。

○寝つきが悪い、深夜に眼が覚める、早朝に眼が覚めて眠れなくなることがありませんか?
○朝から倦怠感、すぐ疲労感を感じる、日中の頭重感、集中力がなくなったなどの状態はありませんか?
○「疲れた」「イライラする」と言うことが多くなっていませんか?

マイナス思考していませんか?意識的にプラス思考を心掛けてください。少しずつ改善されていきます。また、思い切って休養をとるのもよいです。誰かに相談しましょう。専門医に相談しましょう。

抑うつ度合いセルフチェック

自己評価式抑うつ性尺度(SDS)で、抑うつの度合いをチェックしてみましょう。更年期に起こりがちな「うつ状態」の程度を点数化して評価します。更年期障害と決めつけない必要があります。

更年期症状と紛らわしい精神科領域の鬱病や神経症には注意をしなければなりません。病的な状態に至ると悪循環に陥って、自力で状況を改善できなくなってしまいます。

自己評価式抑うつ性尺度(SDS)チェック表

自己評価式抑うつ性尺度(SDS)チェック表

自己評価式抑うつ性尺度(SDS)自己採点の評価法

【40点未満】抑うつ性は乏しい
【40点台】軽度抑うつ性あり
【50点以上】中等度以上の抑うつ性あり
自己評価式抑うつ性尺度のチェック結果で「点数が高いからうつ病だ」とか「点数が低いから治療の必要はない」とかの自己診断はしない方がよいです。あくまでも、「可能性が高い」か「可能性が低い」かの参考にしてください。

鬱病(うつ病)の症状

鬱病(うつ病)の症状は心と体の両方に現われます。重症でない限り、日内変動(朝が悪く次第に楽になる)傾向があるそうです。

○鬱病(うつ病)の症状:精神的な症状
・憂鬱感、悲哀感、不安感(朝方に症状が強く、夕方には元気になるのが特徴です)
・意欲や興味の減退(やる気がでない、面白く感じない)
・判断力の低下(考えがまとまらず、判断や決断ができない)
・罪責感、とりこし苦労
・仕事能率の低下
・自信喪失
・自殺願望(気持ちが落ち込んで、つらくて死を考えてしまう)

○鬱病(うつ病)の症状:身体症状
・睡眠障害(早朝覚醒、寝つきが悪い、深夜に眼が覚めるなど)
・食欲不振、食欲増進
・倦怠感や疲労感(それほど体を動かしていないのに疲れたり、体がだるい、重いと感じるなど)
・理由なく体の調子が悪い(頭痛、肩こり、胃の不快感、下痢・便秘、めまい、手足のしびれなど)

鬱(うつ)からの自力脱出

先ずは、自分がうつ状態であることを認めましょう。そして自分を冷静に見てみましょう。信頼できる人に、何気なく自分の言動がおかしくないかどうか聞いてみるのもよいです。

休養と気分転換がプラスに働きます。疲れるとマイナス思考になりがちですから、休養をとりましょう。きれい志向でおしゃれをしたり、今まで経験したことのないことに挑戦するなどして気分転換をしましょう。自発的に休養をとったり気分転換ができるのなら、あなたは大丈夫です。ただし、お酒を飲んだりして騒いだ後はうつ症状が強くなることがあり逆効果です。

鬱病(うつ病)の原因と治療

鬱病(うつ病)は憂鬱な気分や無気力が長期間続いて日常生活に支障がでる病気です。
○性格とストレスで鬱病(うつ病)に
鬱病(うつ病)になりやすい性格にストレスが加わって発病することがあります。几帳面、責任感が強い、他人の評価を気にする性格は鬱病(うつ病)になりやすいといわれています。
○強いストレスで鬱病(うつ病)に
突然の強いストレスが原因で発病することがあります。肉親との死別や離別、破産や解雇など。
○病気など身体的要因で鬱病(うつ病)に
脳腫瘍などの病気が原因で発病することがあります。

鬱病(うつ病)は早期発見と適切な治療で改善できる病気です。治療法は休養と薬物療法です。気長に焦らず治療することが大切です。
○休養
思い切って休養できる環境づくりが大切です。中途半端な休養は逆効果になる場合もあるとか。
○薬物療法
脳内神経伝達物質(主にセロトニンとノルアドレナリン)のバランスの乱れが鬱病(うつ病)の原因の一つとされています。特にセロトニンが不足するとうつ病特有の症状(憂鬱感、イライラ、意欲の低下、早朝覚醒、食欲低下、頭重など)が現われることから、正常なセロトニン分泌を促す抗うつ薬が投与されことで、ある程度落ち着くようです。すぐに効果が現われなかったり、症状に改善がみられなくとも、自分で勝手に服用を止めたりせずに、医師に相談しましょう。副作用が出たり、長期間の服用しているのに効果が現われない時も医師に相談することが大切です。

鬱病(うつ病)と紛らわしい病気

鬱病(うつ病)と似ている症状を伴う病気があります。精神科・神経科・神経内科を受診することは、うつ病ではなく他の病気との鑑別できるメリットがあります。

○鬱病(うつ病)と紛らわしい病気:躁うつ病、パニック障害PTSDなど
うつ病と躁うつ病は別の病気です。躁うつ病では気分爽快で活動的な時期とうつ状態の時期があります。最近良く耳にするパニック障害、PTSDはうつ病との併発があるようです。専門医の受診が必要です。

○鬱病(うつ病)と紛らわしい病気:甲状腺疾患
甲状腺疾患は甲状腺ホルモンの分泌異常で発症します。甲状腺機能亢進症(バセドウ病が代表的)や甲状腺低下症(橋本病が代表的)があります。

○鬱病(うつ病)と紛らわしい病気:慢性疲労性症候群(CFS)
慢性疲労症候群(CFS)とは、原因不明の激しい全身倦怠感や抑うつなどの症状が長期間続き、日常生活に支障がでる病気です。うつ病と異なり日内変動はありません。

○鬱病(うつ病)と紛らわしい病気:更年期障害
ホルモンバランスの変調が脳に影響していますので、ストレス対策だけをしても解決・効果は期待できません。

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