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女性の更年期事典 > 更年期症状:生理不順

更年期の生理不順(月経不順)とは

更年期の閉経前に生理不順が起きます。月経周期の短縮と遅延が起きて月経回数が減少し、最終的に閉経に至ります。これが更年期の生理不順(月経不順)です。更年期に生理が1年以上ない場合、閉経したと見られます。
生理不順(月経不順)と共に卵巣からエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が低下します。ですが、このエストロゲンは閉経後1~2年、長い場合は3~4年も分泌されます。この分泌が止まった時に更年期が完了したと考えられます。

更年期の生理不順の特徴

生理不順(月経不順)は更年期初期の特徴的な症状です。月経不順を経ずに突然生理が止まる人もいますが、多くは生理不順(月経不順)を経験します。

○月経不順(生理不順)から閉経に
更年期の生理不順(月経不順)は、月経周期が短縮した(頻発月経)後に月経周期が遅延(稀発月経)、またはこの合併した症状が現れて閉経します。主に卵胞期と黄体期の短縮が原因とされています。
その期間は2~8年の事が多く、閉経後の数年を加えると8年~10年前後となり、更年期が8年~10年といわれる所以です。

○更年期の月経は出血量に変化が現れます。
月経血量にも変化が更年期に起きます。出血量が多い「過多月経」や少ない「過少月経」があります。また、生理ごとに多かったり少なかったりすることもあります。

更年期の生理不順と紛らわしい病気
更年期の生理不順と日常生活

更年期の生理不順と紛らわしい病気

更年期の生理不順と間違いやすい病気があります。更年期の生理不順(月経不順)は自然なプロセスですから特に治療の必要はありませんが、過多月経や頻発月経で貧血を起こすことがあります。息切れや立ちくらみがあるなら検査を受け、必要な治療を受けましょう。また、更年期の生理不順と思っていたら本当は病気による症状の場合がありますので要注意です。

更年期の生理不順と紛らわしい病気に、
婦人科の病気:子宮筋腫・子宮ガン・子宮内膜症
○高プロラクテン血症、甲状腺の病気(バセドウシ病・橋本病など)、糖尿病、腎臓病
などがあります。

更年期の生理不順と日常生活

更年期の生理不順は日常生活に影響します。慌てない手立てをしましょう。

○更年期の生理不順と日常生活:外出時の用意
いつ生理がくるか分からないですし量も多かったりします。突然の月経に備えて生理用品を忘れずお持ちください。過多月経の場合、普通サイズのナプキンでは間に合わないこともありますので、夜用や長時間用のナプキンやタンポンの併用をするようにしましょう。

○更年期の生理不順と日常生活:更年期の避妊
生理不順になると、無排卵性月経の確立が高くなります。また、黄体期が短くなると受精卵の子宮に着床しにくくなりますので、妊娠の可能性は低くなります。ですが、妊娠の可能性はゼロではありません。今までどおり避妊をなさることをおすすめします。基礎体温を計りましょう。

生理不順の原因

生理不順の原因は、ホルモン分泌や器質的な異常、年齢(更年期など)、ストレス、肥満、生活習慣、栄養障害、間違ったダイエット、遺伝、病変、妊娠と様々です。

正常な生理の周期は、25~35日位で生理が4~7日位です。この範囲内ならば若干のずれがあっても生理不順にはなりません。ですが、生理不順を放っておくと不妊症になる場合や、病気が原因の生理不順もありますので、生理不順を安易に考えるのは禁物です。基礎体温を測ることである程度は原因が分かります。「生理不順かしら」と思ったら基礎体温を測ってみてください。そして、婦人科の受診を受けることをおすすめします。

生理不順(月経異常)の分類
生理不順(月経異常)の症状

生理不順(月経異常)の分類

生理不順の症状は月経周期・出血量・発生時期などで分類されます。

○生理の発生時期の異常
・早発月経:初潮が10歳未満
・遅発月経:初潮が15歳以上

○生理の周期の異常による生理不順
正常な月経周期は、25~35日です。
・原発性無月経:18歳になっても初潮がこない
・続発性無月経:生理が数ヶ月以上こない
・頻発月経:生理が24日以内と生理周期が短い
・稀発月経:生理が36以上と生理周期が長い

○生理の期間の異常による生理不順
正常な生理の期間は、3~7日です。
・生理過短:出血日数が3日未満(過少月経)
・生理過長:出血日数が8日以上(過多月経)

○生理時の出血量(経血量)の異常
・経血量過少:出血量が少ない(過少月経)
・経血量過多:出血量が多い(過多月経)

○他の生理不順とみなされる症状
・月経困難
月経前症候群(PMS)

生理不順(月経異常)の症状

生理不順とは、月経周期・出血量の異常です。生理周期が長い・短い、出血量が多い・少ない、出血している期間が長い・短いなどの症状です。不妊症の原因になったり、生理不順が病気で引き起こされている場合もあります。簡単に生理不順とかたづけられない症状です。基礎体温を計ってみてください。

生理不順と一口にいっても、月経周期・出血量(経血量)・月経期間(出血日数)は異なります。

生理不順(月経異常)の症状:頻発月経
頻発月経とは、月経周期が常に25日以内で、生理の周期が短く頻繁に生理がくる生理不順です。
○排卵のある場合と、無排卵の場合があります。
・排卵がある場合:卵胞期と黄体期が極端に短い
・排卵がない場合:正常な生理に比して量が少なく、だらだらと2週間も続くことがあります。
○ホルモン分泌や血液の循環が悪く、放っておくと不妊症の原因になる場合があります。

生理不順(月経異常)の症状:稀発月経
稀発月経とは、月経周期が常に36日以上に1度(年に9回以下)で、生理の周期が長い生理不順です。
○定期的に排卵があって、毎回排卵があれば問題ありません。
・基礎体温を測ると排卵があるかどうかが確認できます。
○年に3回くらいの場合は、卵巣・脳下垂体の機能不全が疑われます。
・婦人科の受診をおすすめします。
・放っておくと無月経や不妊症の原因になります。

生理不順(月経異常)の症状:過多月経
過多月経とは、月経周期は正常でも経血量(出血量)が異常に多い生理不順です。
注意すべきは、レバー状の血の塊がある場合です。婦人科の受診をしてください。子宮筋腫、子宮内膜症、子宮線筋腫などの疑いがあります。

生理不順(月経異常)の症状:過少月経
過少月経とは、月経周期が正常でも、出血量が異常に少なく1~2日で生理が終わる生理不順です。
○子宮の発育不全、ホルモン分泌異常・無排卵などが原因です。
・ピルを服用していると過少月経になる場合がありますが心配ないようです。婦人科で症状を告げておきましょう。
・下腹部痛がある場合は子宮外妊娠の場合もあります。婦人科を受診しましょう。
・閉経期(更年期)にも出血量が少なくなっていきます。

生理不順(月経異常)の症状:続発性無月経
続発性無月経とは、生理はあったけれども、ある時期から生理がこない。月経はあったけれども、何らかの原因で無月経になる症状です。
○ストレスにホルモンのバランスのくずれが原因のことが多いようです。
○無理なダイエットで栄養不足になって無月経になった場合は、軽度ならば早く直ります。
○病気によって生理がこなくなる(止まる)場合があります。
・高プロラクテン血症、甲状腺の病気(バセドウシ病など)、糖尿病、腎臓病など

生理不順の治療と改善方法

生理不順は、ホルモン分泌や器質的な異常などの直接的原因でなければ、治療をしなくとも自然に治ることが多いとされています。ストレス・生活習慣など普段の生活に原因があって、自律神経やホルモンバランスを悪くして生理不順にすると考えられます。
生理不順が自然に治るといっても、病気が隠れている場合もありますし、不安・不快感はぬぐいきれませんね。更年期の場合は閉経や更年期になりやすい病気も絡んできますので、生理不順を放っておくのは禁物です。おかしいな、と思ったら専門医に相談しましょう。そして、年に1度の婦人科検診を受けましょう。

生理不順の治療
生理不順の改善セルフケア

生理不順の治療

生理不順の治療には、ホルモン療法、ビタミン療法、漢方療法などがあります。

○生理不順の治療:ホルモン療法
生理不順の多くがホルモンバランスの崩れが原因であるため、ホルモンのバランスを治すのです。
更年期には、生理不順だけでなく他不定愁訴がありホルモン補充療法(HRT)が施されます。

○生理不順の治療:ビタミン療法
生理不順は冷え性とも大きく関係しているため、血液循環を改善するためにビタミンEを投薬する場合があります。冷え性の人がビタミンEのサプリメントを使用しているのは、このビタミン療法によるところが大きいと考えられます。

○生理不順の治療:漢方薬療法
生理不順を治すのに漢方療法が多く貢献しているようです。更年期障害の治療にも漢方療法が使われています。

生理不順の改善セルフケア

更年期であってもなくても、生理不順だけでなく女性の健康を守るために、生活習慣を見直して改善しましょう。

○生理不順を改善する日常対策
腹式呼吸や生理不順解消のツボを刺激します。

○食事
規則正しく栄養バランスのよい食事にしましょう
・生理不順に有効な食材を積極的に食しましょう
ビタミンE(血行を良くします)ビタミンB群(体を温めます)大豆製品(ホルモンバランスを整えます)ミネラル(特に鉄分を、生理前にはカルシウムでイライラ防止)
・カラダが冷えるタイプ向けの体を温める食材
ねぎ、しょうが、にら、ニンニク、人参、山芋、小松菜、牛肉、黒豆、シソの葉、桃、カボチャなど
・カラダがほてるタイプ向けの体を冷やす食材
トマト、セロリ、レタス、きゅうり、ほうれん草、ゴーヤー、こんにゃく、緑茶など

○適度の運動
適度の運動は血行を良くします。

○十分な睡眠

○ストレスを溜め込まずリラックスする
脳はストレスにとても弱いのです。自律神経の働きをよくするようにしましょう。

○他
無理なダイエットをしないないなど。

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