活性酸素は、フリーラジカルとも呼ばれ、細胞内で酸素が不完全燃焼してできる不安定な酸化物です。活性酸素は、適量であれば体を守る免疫システムの中で白血球やマクロファージの武器として活躍しますが、周囲の正常な細胞まで攻撃して傷つけてしまいます。動脈硬化・癌などの生活習慣病や老化促進、白内障などの眼疾患、アトピーなどの皮膚炎、認知症などは活性酸素が影響しているといわれています。
活性酸素は体を守る免疫システムの中で活躍する反面、正常な細胞まで傷つけて、ガン、生活習慣病、眼疾患、皮膚炎などは活性酸素が影響しているとされています。
活性酸素は体を守る免疫システムの中で大切な働きをします。ですが、周囲の正常な細胞まで傷つけてしまいます。活性酸素は老化の原因にもなるといわれています。活性酸素は「諸刃の刃」といえます。
○発ガンの引き金になる
活性酸素は細胞の中にある遺伝子まで傷つけようとします。遺伝子が傷つくと遺伝情報が壊れて、本来とは異なる細胞分裂をして突然変異により細胞がガン化してしまいます。ガン化した細胞が増殖するとガン組織として認識されるのです。
○生活習慣病の起因となる
・細胞は脂肪酸で覆われています。この脂肪酸が酸化されると細胞膜が過酸化脂質になります。過酸化脂質は他の細胞膜を酸化する性質があるため、加速度的に過酸化脂質が増殖します。この過酸化脂質は細胞を破壊します。
・血中コレステロールが酸化されて血管壁に沈着すると、血管の細胞膜を酸化して糊状化した部分が大きくなるにつれ血液の通るスペースが細くなって血液が流れにくくなります。また、血管を硬くしてしまいます。
・活性酸素でインシュリンを生産する細胞が傷つくと、必要量のインスリンが生産できずに血糖値が上がると考えられています。
○白内障などの眼疾患を引き起こす。
水晶体が光エネルギーによってできる活性酸素で酸化して白濁します。これが白内障です。
○他にも、アトピー性皮膚炎・リウマチ・認知症・痛風なども活性酸素が影響されているとも言われています。
活性酸素が老化に深く関わっているとされています。体内にはSOD(スーパーオキシドディスム)やカタラーゼなのどの活性酸素除去酵素があります。ところが、年齢を重ねる(老化)と、例えば、SODなどは40歳ころにはピーク時の約半分しか生産されなくなり、その後も減少し続けます。これは活性酸素が増加することを示し、この活性酸素がガン・生活習慣病・眼疾患・免疫力の低下・シミ・シワなどの要因の一つとされています。
また、年齢に関係なく外的要因(排気ガス・紫外線・ストレス・食品添加物・偏りがちな食生活)も活性酸素のリスクを高めています。因みに、呼吸することで消費した酸素のうち約2%が活性酸素になると言われています。
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