レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症の次に多いといわれています。レビー小体病(びまん性レビー小体病)とは、主に大脳皮質の神経細胞内にレビー小体という構造物(封入体)が多く現われる病気です。レビー小体型認知症は視覚性幻覚(幻視)、パ-キンソン症状、認知機能障害がみられます。レビー小体病はパーキンソン病の特徴と似ているため、レビー小体病とパーキンソン病を同じようにとらえる考え方と、初期症状が違うなどから異なる病気ととらえる考え方があるようです。
○レビー小体病(びまん性レビー小体病)の症状
レビー小体病の初期症状が自律神経症状(物忘れ・立ちくらみ・頻尿など)でパーキンソン症状のない場合が少なくないそうです。日によって症状が良かったり悪かったり変動します。また、パーキンソン病と同じく心臓の交感神経の脱落がみられます。視覚性幻覚(幻視)は「人が何人か出てくる」といった内容が多いようですが、「自分にしか見えない」「自分に害を与えることはない」ことを自覚していることも少なくないそうです。
○レビー小体病(びまん性レビー小体病)の治療
レビー小体病の記憶障害はパーキンソン病と同じくアセチルコリンの低下が関係していることから、アセチルコリンを増加させる治療で改善が期待されます。
※パーキンソン病はドーパミン神経の減少ですが、レビー小体がパーキンソン病の特徴でもあります。パーキンソン病が進行すると大脳皮質に多数のレビー小体が現われることがあります。
