パーキンソン病の多くは40歳以降に発症します。初期に多く見られるのが手のふるえです。パーキンソン病の症状の主な原因は脳の線条体にあるドーパミン(神経伝達物質)の欠乏と考えられています。脳に線条体と黒質があります。ドーパミン神経が黒質でパーキンソン病の多くは40歳以降に発症します。初期に多く見られるのが手のふるえです。パーキンソン病の症状の主な原因は脳の線条体にあるドーパミン(神経伝達物質)の欠乏と考えられています。脳に線条体と黒質があります。ドーパミン神経が黒質でドーパミンをつくり線条体にドーパミンを運びます。黒質のドーパミン神経が減ることで線条体のドーパミンが減少するといわれています。ドーパミン神経は加齢により減少しますが、パーキンソン病ではドーパミン神経がより急速に減り始めてある程度まで減少すると症状がでると考えられています。また、パーキンソン病では心臓の交感神経の密度が減っていることがわかってきました。パーキンソン病の完治は今のところ難しいようですが治療で改善するようです。思い当たる症状がある場合は、神経内科の受診をしてください。早期治療が大切です。
■パーキンソン病の症状
○運動障害
・手足がふるえる
安静時にふるえるのが特徴です。最初は一側(左右のどちらか)がふるえ、次第に両方がふるえるようになります。
・筋の固縮と動作緩慢
筋肉が緊張してかたまった状態になります。動作に時間がかかるようになり動きも小さくなります。たとえば、寝返りを打ちにくい、布団から起きあがるのに時間がかかる、声が小さく聞きにくい、まばたきが少なく硬い表情、字が小さくなるなどです。筋肉が固くなって動作が少なくなるために、背中を丸めて動かない姿勢が多くなる傾向があります。
・転びやすい
パーキンソン病が進行すると、姿勢のバランスを崩したときに反射的に立て直せずに転びやすくなります。この頃には、小刻み歩行(前屈みの姿勢で歩幅の狭い歩き方)、すくみ(足が床にくっついた感じで前進できない)、加速歩行(歩いているうちに無意識に小走りになって止まれない)といった症状がみられます。
○自律神経障害と精神症状
自律神経障害では便秘が多く、他には昼間眠たくなりやすい・夜間にトイレが近い・多汗・立ちくらみなどがあり、精神症状では抑うつが多いとされています。
■パーキンソン病の治療
日本神経学会からパーキンソン病の治療に関して「パーキンソン病治療ガイドライン」が公表されており、パーキンソン病の治療は脳内のドーパミンを補充することが基本です。一般的にパーキンソン病で物忘れはあまりないとされていますが、パーキンソン病が進行すると物忘れが起こることがあります。パーキンソン病に合併した物忘れの多くはアセチルコリン不足が関係していることから、薬物治療で改善されることが多いそうです。
※レビー小体がドーパミン神経に存在することもパーキンソン病の特徴でもあります。パーキンソン病が進行すると大脳皮質に多数のレビー小体が現われることがあります。パーキンソン病とレビー小体病との位置づけが専門家の間でもはっきりしていないようです。