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女性の更年期事典 > 月経前症候群(PMS)

月経前症候群(PMS)とは

月経前症候群(PMS)とは月経前緊張症とも呼ばれ、排卵後から月経開始までの二週間位の精神的・身体的な症状です。月経前症候群(PMS)は月経が始まると減退・消失します。月経前症候群(PMS)の原因はホルモンバランス・栄養不足・セロトニンによる諸説がありますが解明されていません。それほど女性の体は複雑ということでしょう。

月経前症候群(PMS)は、症状の主体が精神緊張であるために、月経前緊張症(PMT)とも呼ばれます。月経前緊張症(PMT)は月経前症候群(PMS)に含む精神症状との考え方もあります。月経前不機嫌性障害(PMDD)は月経前緊張症(PMT)よりもさらに強い精神的症状で日常生活に支障をきたすとして区別されています。

月経前症候群(PMS)の症状

月経前には女性なら必ずなんらかの症状があるはずです。日常生活に影響がでる程に症状が重いならPMS(月経前症候群)と診断されます。ですが、精神的症状は自覚症状が主訴であるため、気質的疾患・神経症・うつ病などの他疾患との客観的判断に基づいた鑑別が必要とされます。

月経前症候群(PMS)の症状
身体的症状:胃痛、下腹部痛、乳房痛、頭痛、吐き気、便秘・下痢、むくみなど
精神的症状:イライラ、怒りっぽい、眠気、憂鬱感、集中できない、気力がない、不安になるなど

月経前症候群(PMS)と出産・年齢

月経前症候群(PMS)の症状は出産経験の有無や年齢で違うそうです。出産経験がない女性に、下腹部痛、乳房が張る・痛い、頭痛、肩こりなどの身体的症状が多いのに比して、出産経験がある女性は、イライラする、怒りやすい、攻撃的になる、女性であるのが嫌になるなどの精神的・社会的症状が目立つようです。

年齢別の月経前症候群(PMS)の主訴は、
20代の女性:下腹部痛、乳房が張る・痛い、頭痛、肩こり、イライラなどの身体的症状が主です。
30代の女性:20代の身体的症状に、頭重感・食欲増加、攻撃的など精神的・社会的症状が加わります。「30代不機嫌症候群」と呼ばれる所以です。
40代の女性:頭痛、肩こり、乳房が張る、イライラなどが主訴になります。

月経前症候群(PMS)セルフケアの基本

月経前症候群(PMS)のセルフケアは、月経前症候群(PMS)の症状主体が精神緊張であることから月経前緊張症(PMT)とも呼ばれるとおり、心の健康維持のための体の健康維持を含めた生活習慣を改善することが大切です。月経前症候群(PMS)のセルフケアは、ライフスタイルを変えてストレスを避けることです。生活習慣を見直して、食生活の改善、十分な睡眠、適度な運動、リラクゼーションを心がけましょう。

月経前症候群(PMS)のセルフケア

月経前症候群(PMS)のセルフケアは、心の健康維持のための体の健康維持を含めた生活習慣を改善することです。

○月経前症候群(PMS)のセルフケア:食生活(食事)を改善する
栄養バランスが偏った食事は、PMS(月経前症候群)の症状を重くします。月経前症候群の人は比してγ-リノレン酸の量が少ない、またビタミンB6を多く摂取するとPMSを緩和するとの報告があります。積極的に摂取することをおすすめします。月経前は食欲が増すことが意外と多いです。食欲を抑制するセロトニンが減るからとか。この説の是非はともかく、異常な食欲を抑えるには血糖値を一定に保つことが大事です。例えば、一回の食事量を減らして食事回数を増やしてください。その時はカロリーオーバーにならないように注意しましょう。

○おすすめの栄養素・食品:
・ビタミンB6:タンパク質・脂質の代謝を促し、セロトニンなど神経伝達物質に必要なビタミンです。
大豆・豚肉・玄米・イワシ・かつお・さば・小麦胚芽・ニンニクの茎など
・γ-リノレン酸:γ-リノレン酸が不足するとイライラするのではとされています。
海藻類・うなぎ・卵黄・月見草オイル・ひじきなど
・カルシウム:カルシウムはイライラを軽減してくれるとされています。
チーズ・大豆・小魚・アーモンド・ゴマなど
△避ける食品:
砂糖、カフェイン(コーヒー・紅茶・日本茶・チョコレート)、塩分、アルコール、添加物、小麦加工品(パン・パスタ・ケーキ)

○月経前症候群(PMS)のセルフケア:月経前症候群(PMS)のセルフケアは、ストレッチなどの適度な運動をする
血行をよくして、ストレス発散にもなります。

○月経前症候群(PMS)のセルフケア:十分な睡眠をとる
睡眠不足などで女性ホルモンを司る脳の機能が低下して卵巣機能が低下し、女性ホルモンのバランスが乱れます。

月経前症候群(PMS)の治療

月経前症候群(PMS)の原因が不明なため、治療は症状の緩和が中心です。症状に応じた治療として、対症療法・ホルモン療法・ビタミン療法・運動療法・心理療法などがありますが、決定的な治療方法がないのが現状です。月経前症候群(PMS)の治療は、症状が様々なため試行錯誤が必要で、数ヶ月から1年以上もかかる場合があります。基本的には、ライフスタイルをかえてストレスをさけるようにします。

月経前症候群(PMS)のある女性は本人が辛いだけでなく、家族・職場の人など周囲にも少なからず好ましくない影響を与えます。例えば、イライラしたり集中力が下がれば仕事・家事・勉強の効率を下げますし、周囲の人たちも不必要な気をつかったりします。ですが、その気分をコントロールしずらいのが月経前症候群(PMS)なのです。ですから、適切な治療をしましょう。婦人科を訪れ相談することも考えて見ましょう。

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