女性の更年期事典

女性の更年期の症状・病気・治療や更年期障害の予防改善対策についての情報です

乳がん(乳癌)の症状・似た病気

乳がん(乳癌)の症状には、乳房のしこり、皮膚のひきつれ・えくぼ・発赤、分泌物、リンパ節の腫れ、遠隔転移などがあります。自分で発見する乳がんの約80%はしこりといわれています。ごく初期では、しこりに気づかないほどに小さかったり、自覚症状もないことが多いです。治療をせずに放置しているとリンパ節や他の臓器に転移(遠隔転移)しやすいですから、少しでも気になることや違和感があるなら、病院で検査を受けてください。なにより、自覚症状がなくても定期的に検診を受け、自己検診をすることが大切です。乳がん(乳癌)に似た症状の病気もあります。

乳がん(乳癌)の症状

乳房のしこり
乳がん(乳癌)は5mm~10mm程の大きさになると、注意深く触るとわかるしこりになります。乳房にしこりがあるからといって必ずしも乳がん(乳癌)というわけではありません。良性の腫瘍や乳腺症も考えられます。乳がんのしこりは、表面がザラザラ・ゴツゴツして硬いのが特徴です。腫瘤は硬く、境界線が比較的はっきりしていて、初期には痛みがなく、触っても動きが悪く、月経に伴う変化がありません。

皮膚の変化
乳がん(乳癌)が皮膚の近くまで達すると、えくぼのようなくぼみができたり、皮膚が赤く腫れたりします。
乳房のしこりが明らかでなくて、乳房の皮膚がミカンの皮や豚皮のような皮膚で発赤があり、痛みや熱感がある乳がんは、炎症性乳がんの可能性があります。炎症性乳がんは羅患率が極めて低い乳がんですが、進行がはやく全身に転移しやすい乳がんとされています。

乳房の分泌液
血液が混じった分泌液がみられることがあります。

乳房の近くの領域リンパ節の腫れ
乳がんは乳房の近くにある領域リンパ節に転移しやすいく、領域リンパ節が大きくなるとリンパ液の流れが制限されて腕がむくんだり、神経が圧迫されて腕がしびれたりすることがあります。

遠隔転移
遠隔転移の症状は、乳がんが転移する臓器によって異なります。骨への転移では腰・背中・肩の痛みが続くなどの症状があったりします。

乳がん(乳癌)と間違えやすい病気

乳房には乳がん(乳癌)以外の病気があります。乳がん(乳癌)と同じような症状が多いため、乳がん(乳癌)との鑑別が大切になります。おかしいな、と思ったら自己診断せずに乳腺専門医がいる乳腺外科・乳腺科・一般外科の乳腺専門外来を受診してください。

乳腺症:年齢30歳代~40歳代に多く、乳腺の良性の異常で最も多い症状です。腫瘤は弾力があり境界線がはっきりせず圧痛があることもあり、指で触るとよく動き、月経前に腫脹します。また乳頭部に乳汁のような分泌物がある場合があります。

乳腺炎:授乳期によくみられ、母乳の溜まりすぎで起きます。乳房の痛みや発赤、熱感などの症状があります。

乳腺線維腺腫:年齢10代後半~30歳代に多く、硬くコリコリとしたしこりができます。

※領域リンパ節:乳がんの領域リンパ節は、腋窩リンパ節(脇の下のリンパ節)、内胸リンパ節(胸骨の傍のリンパ節)、鎖骨上リンパ節・鎖骨下リンパ節(鎖骨の上下のリンパ節)など乳房の近くにあるリンパ節をさします。

 - 乳がん(乳癌)

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