女性の更年期事典

女性の更年期の症状・病気・治療や更年期障害の予防改善対策についての情報です

子宮体がんの特徴と種類

子宮体がんは、子宮内膜がんと呼ばれるように、子宮の内側の子宮内膜に発生する病気です。子宮体がんは腺がん(内膜腺由来)が多いですが、稀に子宮肉腫の場合があります。

子宮体がんの特徴

  • 増加傾向にあり、子宮がん全体の約40%です。
  • 40歳代から増加し、50歳代~60歳代が好発年齢です。
  • 子宮の内部に発生するので、子宮頸がんに比べて発見が難しい子宮がんです。
  • 子宮頸がんより進行が遅いといわれています。
  • 腺がん(内膜腺由来)が多いです。
  • 不妊、未妊、卵巣機能不全、肥満、高脂血症、糖尿病、高血圧、乳がんの既往が危険因子になっています。

子宮体がんの型・タイプ

 子宮体がんのタイプⅠ・Ⅱ

子宮体がんはエストロゲン依存性のタイプⅠと、エストロゲン非依存性のタイプⅡがあります。タイプⅠの子宮体がんは閉経前後に多く、浸潤や転移の可能性が低く予後が比較的良いのに対して、タイプⅡの子宮体がんは閉経後の高齢者に多く、浸潤や転移の可能性が高く予後が悪い特徴があります。

 子宮体がんの組織型

子宮体がんの殆どが腺がんです。組織型の違いで、類内膜腺がん、漿液性(しょうえきせい)腺がん、明細胞腺がん、粘液性腺がんに分けられ、子宮体がんの80%以上は類内膜腺がんといわれています。類内膜腺がんは他の組織型よりも予後は良好といわれています。

 子宮体がんの分化型

細胞の分化度によって、高分化型(G1)、中分化型(G2)、低分化型(G3)の分化型(グレード・G)に分けられます。未熟な未分化の細胞は、低・中・高分化型を経て成熟した細胞になります。高分化型は悪性度が低く、同じ病期(ステージ)の中分化型や低分化型よりも予後は良好といわれています。成熟度が低い低分化型は増殖や転移が早く予後が悪いとされています。

子宮体がんの種類

 子宮内膜がん(腺がん)

子宮体がんの症状としては、不正出血(月経と無関係の出血)、おりもの、排尿痛、排尿困難、性交時痛、骨盤領域の痛みなどがあります。特に、閉経後に少量の不正出血が長く続くとき時は、早めに婦人科を受診し、子宮体部がんの検査を受けてください。
初期症状は不正出血です。月経異常や、閉経後(月経が1年以上ない)では月経のような出血があります。⇒進行すると、おりものの量が増えます。⇒さらに進行すると、強い悪臭を伴います。

 子宮肉腫

子宮肉腫は稀ですが子宮体がんの一つです。子宮肉腫は子宮体部がんの2~5%で、子宮頸部より体部に多く発生し、その大部分は筋肉から発生します。子宮肉腫を子宮内膜がんと比べると、予後が思わしくなく、子宮筋腫と鑑別しにくいなどがあるようです。子宮筋腫と思っていたら手術後の細胞診の検査で子宮肉腫だったというケースもあります。
子宮肉腫の特徴としては、急激に大きくなる、画像診断で腫瘍が典型的でない、腫瘍マーカーで悪性と認められるなどです。

※腫瘍マーカー:腫瘍のなかでも固有の物質を産生するものがあります。その物質のうち体液中(主として血液中)で測定できるものが、いわゆる「腫瘍マーカー」として臨床検査で使われています。

 - 子宮体がん

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