女性の更年期事典

女性の更年期の症状・病気・治療や更年期障害の予防改善対策についての情報です

子宮頸がんの特徴と種類

子宮頸がんは、子宮の膣に近い部分(子宮頸部、子宮膣部や頸管)に発生する病気です。子宮頸がんは扁平上皮がんや腺がんに分類されます。上皮細胞は膣に近い部分を扁平上皮、子宮体部に近い部分を腺上皮と呼びます。それぞれの上皮が癌化したものが「扁平上皮がん」と「腺がん」です。

子宮頸がんの特徴

  • HPVウイルス感染が原因です。
  • 子宮がん全体の約60%です。
  • 子宮頸がん検診が普及したため、子宮頸がんの発生率や死亡率が低くなってきています。
  • 20歳代の若年層の発症率は増加傾向にあります。
  • 子宮頸がん患者の数は、年齢20歳代後半から増加し、30歳~40歳のピークの後に減少し、60歳ころに増加に転じた後に緩やかに再び減少します。30歳代と75歳以上の後期高齢者の患者数はあまり変わりません。
  • 子宮頸がんは、扁平上皮がん85%、腺がん10%、その他のがん5%の割合です。

子宮頸がんの種類

子宮頸がんには、一般的な扁平上皮がんと腺がんの2種類に大別できます。腺がんは扁平上皮がんに比べて早期発見が難しく、悪性度が高いといわれています。

 子宮頸がん(扁平上皮がん)

一般的な子宮頸がんは扁平上皮がんです。標準治療(手術、放射線療法)で治療効果が期待されます。

 子宮頸がん(腺がん)

子宮頸がんの近年の傾向は、若年化と子宮頸部腺がんの増加です。子宮頸部腺がんと一般的な子宮頸がん(扁平上皮がん)を比較すると、子宮がん検診で早期発見しずらい、卵巣転移の頻度が高い、放射線治療や化学療法の効果が低い、などがあります。

※日本人の主なハイリスクHPVの遺伝子型は、HPV16・18・52・58・33・31・35型です。20・30歳代の若年層では、18型が多く16型とあわせると約80%になるといわれ、30歳代の大部分が持続感染といわれています。持続感染は、異形成を経て子宮頸がんに進む可能性があります。腺がんは18型感染に起因するものが多いといわれています。また、16・18型に続いて多い52型と58型は、高齢者の浸潤癌になるほど多いといわれています。

 - 子宮頸がん

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