子宮とは
子宮筋腫とは
子宮内膜症とは
子宮内膜症は子宮の代表的病気の一つです。子宮内膜症とは、子宮内膜と似た細胞が卵巣・腸・膀胱などで増殖し、周りの臓器や膜と癒着を起こしたりする病気です。生理時に出血して痛みがあります。卵巣の中が最も多く、卵巣の中にチョコレート様の古い血液が溜まることからチョコレートのう胞と呼ばれています。子宮腺筋症(子宮の筋層にできる内膜症)は子宮筋腫と併発が多いです。
年齢30~40歳代が好発期ですが、より若年層での発症が増加しています。閉経後は殆ど症状がありません。
子宮の病気チェック
子宮がんとは
子宮癌(子宮がん)は子宮の代表的病気の一つです。子宮がんは、子宮頸がんと子宮体がん(子宮内膜がん)に大別されます。子宮頸がんとは、子宮の膣に近い部分(子宮頸部、子宮膣部や頸管)に発生する病気です。子宮体がんとは、子宮内膜がんと呼ばれるように、子宮の内側の子宮内膜に発生する病気です。
子宮頸がんが子宮がんの約70%をを占めています。子宮頸がんと子宮体がん(子宮内膜がん)では、検査方法や治療方法が異なります。一般的に行われている子宮がん検診は子宮頸がんです。子宮がんは早期発見・早期治療が大切です。
婦人科のがんとしては稀な病気に子宮肉腫があります。子宮肉腫は、子宮体部がんの2~5%で、子宮頸部より体部に多く発生し、その大部分は筋肉から発生します。子宮の筋肉に発生する病気の子宮肉腫は、子宮筋腫と思っていたら手術後の細胞診の検査で子宮肉腫だったというケースもあるそうです。
子宮がん検診とは
子宮がん検診(子宮癌検診)は、一般的には子宮頸部細胞診と子宮体部細胞診の2種類の検査です。子宮頸部細胞診の検査の方がなべて多いようです。子宮がん検診(子宮癌検診)の普及により早期発見・早期治療が進んでいます。
子宮がん検診(子宮癌検診)で子宮頸部細胞診の検査割合が多い理由は、子宮頸がんと子宮体がんの発生率が7対3と、子宮頸がんが圧倒的に多いからと考えられます。子宮がんは子宮頸がんと子宮体がんに大別されますが、年齢20代に子宮頸がんが急増傾向にあり、厚生労働省は子宮がん検診(子宮癌検診)対象を年齢20歳からとしました。子宮がん検診(子宮癌検診)の目的は早期発見・早期治療です。
子宮がん検診で、子宮筋腫やポリープなどの病気が見つかることがあります。また、感染症として、トリコモナス腟炎(トリコモナス原虫による炎症)やガンジダ腟炎(ガンジダ真菌による炎症)などがあるそうです。詳細は検診の際に検診内容を確認してください。
子宮がん検診のすすめ
定期的に子宮がん検診(子宮癌検診)を受けることをおすすめします。子宮がんの好発期にあたる更年期や中高年以降の女性には是非とも受けていただきたいです。年に一度の健康診断と一緒に子宮がん検診(子宮癌検診)を受けてはいかがでしょう。あなた自身とあなたの大切な人たちのためにも。。。
子宮がん検診(子宮癌検診)の検査結果で、何らかの異常(癌を含む)を発見できる確率は、子宮頸部細胞診90%、子宮体部細胞診70%ほどといわれています。子宮頸がんは子宮頸部細胞診にHPV検査を加えることでほぼ100%の精度になるといわれています。
子宮頸がんとHPV検査
子宮頸がんは、HPVウィルスのうち高リスク型HPVとよばれる一部のHPVの感染によって引き起こされます。HPVウィルスには、潜伏期間があること、持続感染(長期化)することなどから、子宮頸がんの好発年齢である年齢50歳以上の方だけでなく、若年層の女性にも是非うけていただきたいのが、子宮頸がん検診(細胞診)とHPV検査です。
子宮がん検診(子宮頸がん)の細胞診検査に加えてHPV検査をうけることで、診断の精度をほぼ100%まで上げることができるとされています。
乳がんとは
乳がん(乳癌)は、乳房の中の乳腺(乳管・腺房)から発生する悪性の腫瘍です。日本女性の乳がん(乳癌)は年々増加傾向にあります。乳がん(乳癌)の発生原因は解明されていませんが、女性ホルモンや食生活が関係し、さらに更年期(閉経後)の肥満も危険因子であることが分かってきました。
乳がんの診察は、産婦人科・一般外来・内科ではありません。自己検診(セルフチェック)でしこり・異常を見つけたり、気になることがあったら、迷わず速やかに乳腺専門医がいる「乳腺外科」「乳腺専門外来」のある病院で受診してください。治療・手術には情報を集め、病院選びは慎重に行いましょう。
乳がん(乳癌)をもっと知りたい方はこちらからどうぞ。
乳がん検診のすすめ
日本女性の乳がん(乳癌)は、2020年には女性のがんの第1位となると予想され、20~30人に1人が乳がん(乳癌)になるともいわれています。乳がん(乳癌)は年齢40歳代~50歳代が最も多く、次に年齢60歳代、年齢30歳代です。
検診・検査が乳がん(乳癌)の早期発見・早期治療に繋がります。厚生労働省の推計による2020年のがんの種類を見ても、女性特有の乳がんの検診・検査が大切なのが分かります。
1位:大腸がん(結腸がんと直腸がんを含む)、2位:乳がん、3位:胃がん、4位:肺がん、5位:子宮がん
海外と比べて日本の乳がん罹患率は低いのですが、死亡率は増加傾向にあるようです。
ガンとPET検査(ポジトロン断層撮影法)
PET検査(ポジトロン断層撮影法)は全身のがんを検査するがん検査です。PET(ペット)検査とは、X線CTのような装置による断層画像で診断するための検査法です。がん検診時の苦痛を伴わない、ほぼ全身のがんを検査できる、がんの進行度・病気を診断できるなどの特徴があります。
PET検診はほぼ全て全身のがん検査ができる検査ですが、全てのがんをPET検査のみで早期発見できるわけではないため、従来の超音波検査・X線CT・内視鏡検査・他検査法とPET検査を組み合わせることも必要です。肝臓癌・胃癌・前立腺癌は超音波検査や内視鏡検査などの方がPET検査より有効の場合が多いようです。PET検診の結果を医師が説明してくれる施設でPET検診を受けることも大切と考えられます。
厚生労働省の推計による2020年のがんの種類を見ても、女性特有の乳がんは2位で乳がん検診・検査が大切なのが分かります。大腸がんは1位です。この推計から、全身のがん検査がまとめてできるPET検診は有効とも考えられますが、極めて初期のガンの発見は難しいとの報告もあります。
※がん予防の情報は日々発信されています。情報の質を見極めなくてはなりません。基本的には、人間をを対象として行われる疫学研究で、研究対象・方法に偏りが少なく、研究結果に偶然性が少なくなるように工夫された方法ほど信頼度が高いと考えられます。

