橋本病の治療は症状・甲状腺ホルモンの状態で決まります。 橋本病であっても甲状腺ホルモンが基準の範囲内であれば治療の必要はないとされています。ですが、病気が進行して甲状腺の機能が低下し甲状腺ホルモンの分泌異常がある場合(甲状腺機能低下症)は薬で甲状腺ホルモン補充をします。
○橋本病の治療:甲状腺が大きく膨らんで喉・器官を圧迫している場合
甲状腺ホルモンを投与します。手術で甲状腺を切除することもあります。
○橋本病の治療:甲状腺ホルモンが基準範囲内の場合(甲状腺機能は正常)
橋本病でも、甲状腺の腫大が小さく甲状腺機能が正常で甲状腺ホルモンに過不足がない場合が多く、この場合、甲状腺ホルモンに異常がありませんので、橋本病の体への影響がないため治療の必要はないとされています。
甲状腺の機能が低下してホルモン不足(甲状腺機能低下症)を引き起こす可能性がありますし、一時的に甲状腺ホルモンが過多(無痛性甲状腺炎)になることもあります。3~6ヶ月に1度検診を受けることになります。
○橋本病の治療:甲状腺ホルモンが不足=基準範囲以下の場合(甲状腺機能低下症)
甲状腺ホルモンは新陳代謝に必要なホルモンなので不足すると症状が現れてきます。自覚症状がない場合もありますが、甲状腺ホルモンが著しく不足したり長期間不足状態が続くと甲状腺機能低下症の様々な症状が現れてきます。
治療は甲状腺ホルモンの補充になります。あくまでも補充なので、一生継続して薬を服用することになります。また、中断すると元に戻ります。甲状腺ホルモンを服用している場合、他の薬の併用については医師にご相談ください。

