女性の更年期事典

女性の更年期の症状・病気・治療や更年期障害の予防改善対策についての情報です

橋本病の原因と特徴

橋本病は甲状腺機能低下症の代表的な病気で、甲状腺機能低下症の大部分を占めます。慢性甲状腺炎とも呼ばれる橋本病は自己免疫疾患で、甲状腺を異物と勘違いして免疫細胞が甲状腺組織を攻撃するために慢性炎症が生じる病気です。
橋本病は40歳代以降の女性に多い病気で、軽症のままの場合と、進行して甲状腺機能が低下する甲状腺機能低下症になることがあります。橋本病と診断されたら、甲状腺機能低下症の早期発見のための定期的な検査で経過観察が必要になります。

橋本病・甲状腺機能低下症の原因

抗サイログログリン抗体(抗Tg抗体)や抗ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体)などの甲状腺組織に対する自己抗体ができて、甲状腺組織を敵と間違って破壊することで、甲状腺に慢性的な炎症の状態(慢性甲状腺炎)を引き起こすと考えられています。破壊が進むと甲状腺ホルモンが不足して甲状腺機能低下症になります。甲状腺ホルモンが不足により、徐々に新陳代謝が悪くなることで様々な症状がでてきます。

橋本病の特徴

  • 女性の25人に1人、中年女性の10人に1人くらいの割合で橋本病になるといわれています。
  • 女性の橋本病の患者は男性の約20倍と非常に高いです。
  • 橋本病の原因ははっきりしていません。
  • 橋本病は、痛みがなく徐々に甲状腺が腫大し進行しますから、本人も回りも気がつきにくく見逃されているケースも多いようです。
  • 橋本病の一部は、甲状腺の破壊が進み、徐々に甲状腺ホルモンが減少して甲状腺機能低下症を引き起こします。橋本病の約30%が甲状腺機能低下症になります。
  • 橋本病が代表的な甲状腺機能低下症の症状は更年期障害や鬱(うつ)と似ています。

※甲状腺疾患に甲状腺機能亢進症があり、バセドウ病が代表的で、甲状腺機能低下症と同じく自律神経失調症や更年期障害の症状に似ています。

 - 橋本病(甲状腺機能低下症)

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