女性の更年期事典

女性の更年期の症状・病気・治療や更年期障害の予防改善対策についての情報です

脂質異常症の治療

生活習慣を改善して予防対策をしていたのに脂質異常症になってしまったら…。病院での治療は、まず食事療法や運動療法で改善されない場合は、薬の投与が検討されます。栄養士や医師の指示に従いましょう。
脂質異常症の女性に関わる治療では、閉経前の脂質異常症は非薬物療法が中心ですが、閉経前であっても家族性高コレステロール血症など予防リスクが高い場合は薬物療法が考慮され、閉経後の脂質異常症では、生活習慣の改善が優勢されるが、危険因子を十分勘案して薬物療法も考慮する、となっています。閉経によってLDLコレステロール値が上昇した場合は、すぐに薬物治療が開始されることが多かったのですが、高リスク症例でなければ、薬物療法開始前の積極的な非薬物療法が重視される傾向にあるようです。

食事療法:コレステロールの多い食品や動物性脂肪を控え、タンパク質は魚や豆類を摂取します。脂肪は植物性脂肪がよく、塩分は1日7g以下にします。脂質異常症に効果があるとされる食物繊維を十分にとりまます。

運動療法:適度な運動として散歩がよいです。1日目標1万歩。

薬物治療:スタチン系、コレスチラミン系、フィブラート系、ニコチン酸系、プロブコールなどが薬として用いられます。

※高脂血症は脂質異常症に名称変更され、診断基準も変更されましたが、診断基準の大きな変更点は、総コレステロール値が診断基準から外れたことです。総コレステロール値は善玉コレステロール(HDLコレステロール)と悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の合計値です。
善玉コレステロール(HDLコレステロール)が高いために総コレステロールが高くなっている場合があったり、善玉HDLコレステロールは数値が低いほど悪い状態であるなどから、総コレステロールで診断するのは妥当ではなく、また高脂血症ではなく脂質異常症と呼ぶほうがふさわしいとされました。善玉コレステロール(HDLコレステロール)が少ない場合、または悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が多い場合、といった脂質異常が問題になるわけです。

 - 更年期と脂質異常症

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