女性の更年期事典

女性の更年期の症状・病気・治療や更年期障害の予防改善対策についての情報です

更年期は脂質異常症を予防

脂質異常症は、高血圧、糖尿病と並ぶ成人病の一つです。更年期に脂質異常症の予防をする理由があります。女性の更年期には、肝臓でLDL受容体を増やす働きがあるエストロゲン(女性ホルモン)が閉経前後から激減して、悪玉コレステロールの処理能力が低下します。その結果、高LDLコレステロール血症のリスクが高くなります。
中性脂肪も閉経前後に増加します。皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられた中性脂肪は、必要に応じてエネルギーに変換され消費されますが、新陳代謝の低下に運動不足が重なるなどして、中性脂肪の血中濃度が高くなります。その結果、高中性脂肪血症(高トリグリセリド血症)のリスクが高くなります。また、更年期には、腸の周りに脂肪がたまりやすく、いわゆる「下腹ポッコリ」の内臓肥満型の中高年体型になります。更に中性脂肪が増えると、脂肪肝を起こしやすくなります。痩せていても、中性脂肪の値が高くなりやすいのが特徴です。

更年期は肥満になりやすい

女性の体はもともと脂肪がつきやすく、年齢に伴い、新陳代謝の低下によるコレステロールや中性脂肪の処理能力の低下や、運動不足などで肥満になりやすくなります。加えて更年期には女性ホルモン減少の影響で、より太る条件が増えます。特に注意したいのは内臓周りに脂肪が蓄積される内臓脂肪型肥満です。メタボリックシンドロームの核ともいえる内臓脂肪型肥満は隠れ肥満とも呼ばれ、痩せている人でも油断できない肥満です。生活習慣病をはじめとする病気を合併しやすい内臓脂肪型肥満の解消・予防は健康維持に大切です。

肥満体型に、お尻や下腹部に皮下脂肪がつく洋ナシ型肥満と、内臓周りに脂肪が蓄積されるリンゴ型肥満(内臓脂肪型肥満)があります。あなたは洋ナシ型肥満ですか?それともリンゴ型肥満(内臓脂肪型肥満)ですか?

 - 更年期と脂質異常症

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