女性の更年期事典

女性の更年期の症状・病気・治療や更年期障害の予防改善対策についての情報です

更年期の関節痛の原因と病気

更年期になると関節の痛みに悩まされることが増えてきます。関節痛を伴う関節疾患は多く、原因も様々です。関節痛の原因として加齢や関節への物理的ストレスなどがありますが、更年期女性の場合は、女性ホルモンの減少による更年期障害の症状、また更年期に発症しやすい関節リウマチかもしれません。関節痛の原因を突き止めて、適切な治療や対処が望まれます。

更年期の関節痛の原因

 加齢と物理的ストレスの蓄積

加齢(生理的老化現象)が原因で、軟骨の変性・変形や筋肉の衰えによる変形性関節症が起こりやすくなります。スポーツや関節の使い過ぎなど関節に繰り返して加わる物理的ストレスも関節痛の原因になります。

 エストロゲンの減少

骨粗鬆症の原因にもなるエストロゲンの減少は、関節軟骨にも影響を及ぼします。エストロゲンの減少で軟骨代謝異常がおこり、軟骨成分バランスが壊れて軟骨変性による関節変形が起こったり、痛みやこわばりの症状が現れます。軟骨を構成するコラーゲン産生に関わるエストロゲンは、その減少に伴いコラーゲン減少も引き起こします。

更年期の関節痛を伴う病気

関節痛を起こす関節疾患の症状が進行すると、変形や痛みで日常生活に支障が出るようになります。関節軟骨の異常に関連した変形性関節症として、手関節症、膝関節症、股関節症などがあます。変形性関節症のなかで最も多いのが変形性膝関節症といわれています。

 変形性膝関節症(一次性)

加齢変化、筋力低下、肥満、脚の歪み(O脚)など様々な要因が絡み合って、膝関節の軟骨が変性摩耗して関節が変形すると考えられますが、原因が特定できない変形性膝関節症を一次性変形性膝関節症と呼びます。年齢40歳代から徐々に増える傾向にあり、男性よりも女性に多いのが特徴です。初期の膝のだるさやこわばりに始まり、立ち上がりや膝を動かし始めに痛みが出るようになり、進行すると歩行時や階段の上り下りが痛みでつらくなり、痛みは治まりにくくなり、持続した鈍痛が出ることがあります。膝に水が溜まることもあります。

 変形性股関節症

先天性の股関節疾患の既往がある場合に発症することが多く、40歳~50歳代の女性に多く発症します。主な症状は、股関節の痛み、股関節の動きの制限、跛行(足を引きずる)です。初期は歩き始めや立ち上がる時の軽い痛みで、動作中に痛みは次第になくなりますが、進行すると、痛みの回復に時間がかかり、鋭い痛みを感じるようになります。末期では、股関節の変形で足の左右の長さの違いが出てきて、足を引きずるようになります。

 関節リウマチ

関節に炎症が続くことで関節が徐々に破壊されて機能障害を引き起こす炎症性の自己免疫疾患です。発症年齢は幅広く、女性では、30~50歳代に発症しやすい病気です。60歳代以降の発症では男女差は殆どありません。症状は関節の痛み・腫れ・こわばりだけでなく倦怠感・微熱・食欲不振などの全身症状を伴います。

 - 更年期の関節痛

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